パートナーに投資を理解してほしい人がやるべき準備

投資を始めてみたい!

NISAやイデコをどうせなら夫婦で協力して節税メリットを最大限活かしたい!

そう思い立ったとき、最初の壁となるのは夫(嫁)ブロックにあう、という夫婦も多いようです。

たいていは、貯金と違って元本保証ではないことへの不安によるもので、「投資ってこわい」「ギャンブルと一緒でしょ?」「資産が減ることもあるんでしょ?」といった話題に。

でも、それだけで投資をあきらめるのはもったいない!
なぜなら、夫婦で資産形成をするうえで、投資は大事な選択肢の1つ。

この記事では、夫(嫁)ブロックを緩和し、話し合いに臨むためにできることを挙げてみました。

とーこ

この記事で言う「投資」は金融資産の投資を指しています。

目次

始めてみる

まずは少額でいいからとにかく始めてみよう! と強く勧めたいです。

夫(嫁)ブロックを差し置いて投資を始めてしまうのは難しくもありますが・・・投資で利益が出た! っていう実績があるのとないのでは後々の説得力が大違い。

「増えたよ!」の証拠を、できるだけ先に作っておきましょう。

ポイント投資から始める

とーこ

手っ取り早く始めるならポイント投資!

ポイントはもともと「手元になかったもの」であり、投資にまわす心理的なハードルも低いです。

パートナーが家計を握っていて、支出の報告をしなければいけない場合だって、その時に付与されたポイントの残高まで家計簿に書いている人はなかなかいないでしょう。
保有ポイントなんて、わざわざ言わなければわからないですから。

この「もともと手元になかったもの」が投資で増えれば嬉しいし、減ってしまっても財布に直接ダメージがあるわけではないため痛手が少ないです。

しかも現金の投資の練習にもなります。
現金で同じように投資しても同じようなリターンが得られるはず、とシミュレーションできますね。

ただ、そもそも買い物をしないとポイントがつきませんから、大きな額(ポイント)で運用できることは少ないでしょう。
ポイント投資はあくまで入り口ということを念頭においてください。

ポイント投資は、次のデメリットに注意です。

  • ポイントを貯めるために必要以上に散財してしまう
  • 元手となるポイントは現金資産よりは少なくなりがち。よって、利益も少なくなる
  • ポイントとはいえ投資は投資。
    証券口座の開設手続きや手数料は発生しますし、当然減るリスクもあり。

勤め先の財形貯蓄から始める

貯金派のパートナーでも理解を得やすいのが、勤め先の財形貯蓄ではないでしょうか。

給与天引きになるので貯めやすく、投資に抵抗がある人から見ると「貯蓄」という言葉にも安心感があるようです。

財形貯蓄は「一般財形貯蓄」「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」の3種類で、「住宅」「年金」の2つは非課税メリットがあります

目的が決まっているなら、普通に貯金するよりもお得。

ただし選べる商品は勤務先が提携している金融機関によって違いますので、投資信託などの投資商品が選べず、定期預金・保険・国債に限られることもあります。

なんにせよ、勤務先の福利厚生に財形貯蓄があることが大前提。

とりあえず会社の担当部署に問い合わせてみるところから始めてみましょう。

財形「貯蓄」とはいえ、商品によっては運用成績次第で元本割れすることもあります。

個人の貯蓄・おこづかいの範囲内で始める

毎月の収入からの資金捻出が難しいなら、独身時代の個人の貯蓄を元手に始めてみましょう。

正直なところ、独身時代の貯金にまで口を出してくるパートナーだと、金銭的にあなたに依存していると言わざるを得ません・・・。

もし可能なら、独身時代から投資にチャレンジしておけば、結婚時点では成果が出ているでしょうから説得に使えます。

とーこ

結婚式でお金を使いすぎないようにしないと・・・

また、結婚や子供の誕生と同時におこづかい制にした家庭も少なくないですよね。
おこづかいを何とかやりくりするのも方法の1つですが、これだけで資産を増やしていくのは、なかなか厳しいです。

元金が少ないので増えるペースも遅いし、日々の生活も切り詰めることになってしまいます。

  • 不用品を売るなどで、少しでも多く資金を準備する
  • 副業収入を投資に回す
  • 本業の収入アップを目指し、その額分のおこづかいアップを打診する

のように、収入を増やす作戦を同時進行できると、資産増加ペースがぐっと早まりますよ。

家族で使える株主優待銘柄から始める

投資をやることで、こんなにお得だよ!というのを見せるのも、説得に有効です。
株主優待券で定番の「割引券」「商品券」、もらって嫌な人はいないですよね。

投資に抵抗感のある人は、「資産が減るのが嫌」な人がほとんど。
資産が減るのが嫌だからこそ、「節約」「割引」には積極的になるはずです。

家族でよく使うお店の支払いを優待券でまかなえば家計も助かるし、「オトクじゃん!」と思ってもらえれば一石二鳥。

狙い目は、

  • よく行く外食チェーンの割引券
  • よく行くデパートや家電用品店、化粧品店などの商品券や割引券
  • 食材が選べるカタログギフト
  • 趣味に関する優待券
    (映画館のチケット、アミューズメントパークの入場券、フィットネススタジオの利用券など)
  • 子供がいるならおもちゃや写真スタジオの優待券
  • 迷ったときは万能QUOカード

など、パートナーや子供が喜ぶものだと良いですね。

優待目当てでの購入は急がないようにしましょう。
優待が魅力的な銘柄ほど、優待権利日の直前は株価が高く、優待権利日の翌日に株価急降下ということも多いです。

説得してみる

ここからは説得のポイントを挙げてみました。

可能なら、上で書いた「始めてみる」のどれかで実績を作った状態になっていると、交渉しやすくなります。

宝くじと比較する

投資は絶対NGだけど、毎年宝くじを買うのが楽しみ♡・・・な人は、一定数いると思います。

でも宝くじの期待値は価格の50%以下。
つまり、買った分のお金が半分になってしまいます。

とーこ

それでも、一攫千金の夢を捨てきれないし、たまに小当たりしちゃうから次も買っちゃうんですよね

とーこ

「夢を買ってる」ってよく聞くけど、冷静に考えると不毛・・・

もしパートナーが「投資NG、宝くじOK」のタイプなら、ちょっと作戦があります。

宝くじを買った分と同じ額の投資信託を買ってみるのはどうでしょうか。

期待値だけみれば、宝くじは半分になっていて、投資信託は微増になるはずです。

宝くじがたまたま大儲けしてしまったようなら、そのまま内緒にしておくのが正解です。

期待値は何度も何度も繰り返した場合の確率ですから、数回のチャレンジのあいだは、宝くじの方が得をすることだって当然あります。

あくまでも目的は「宝くじの期待値よりも投資の方が期待値は高い」と体感し、投資の心理的ハードルを宝くじと同じレベルにしてもらうことです。

堅実にリターンが狙える投資信託・ETFからスタートしましょう。

私が保有していてパフォーマンスが良いのは1年半の積み立てで+30%(時価)になっている

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

です。

個別株は(私を含めて)初心者には株価の予測がしづらく、「堅実に増やせる」と説明する根拠にするには難しいので控えた方が無難。

投資ならリスクを抑えれば半分になることなんてそうそうないよ!・・・というのを実績で示せるといいですね。

インフレ率について説明する

インフレ率は物価上昇率のこと。

インフレには「良いインフレ」と「悪いインフレ」の2つがあります。

良いインフレは、景気が良くなっていく状況でのインフレ。
会社が儲かるので給料が上がることにより、モノやサービスを買おうとする需要が高まり、供給側は物価を上げていくチャンスになって物価が上がるもの。

悪いインフレは、海外国のインフレにより、原油価格の高騰や、仕入れ材料が値上げし、供給価格を値上げせざるをえないインフレ。

そして残念なことに、あまり経済成長してない日本は、給料が増えないのに物価だけ上がっていく・・・「悪いインフレ」の方が多いんです。

とーこ

インフレに増税も重なると、家計は大変だ・・・

こんなとき、お金を預金で保管していたらどうなるでしょうか。

預金金利よりもインフレ率の方が大きいと、預金しているだけで実質的にお金は減ってしまう! ということになるんです。

私はこの話を知って「投資ってこわい」から「預金だけってこわい」へシフトし、本格的に投資の勉強を始めました。

家計の一部を投資商品で保有するのもリスクヘッジの1つだよ、と伝えられると興味を持ってくれるかも。

とーこ

預金も投資の一種なんだよね

具体的なメリットを挙げる

パートナーが魅力的と思えるような、具体的なメリットも交渉材料として用意しておくのも作戦の1つ。

我が家の例ですが、夫にイデコを勧めた際、節税メリットを説明しました。

「イデコで投資した分は所得から除外できるから、所得税が減るよ」

というメリットと、もう一歩進んで、

「所得税が減ると、保育園の費用が安くなるよ!!」

と、私たち夫婦にとってタイムリーで生活にすごく影響する話題を持ち出したんです。

だんな

保育料が安くなるならやる!

と、貯金ひとすじの夫もiDeCo開始。
(ただリスク許容度は大きくないので、元本保障商品で「節税メリットが受けられればいい」というスタンス)

「投資がこわい」と言っている人に、イデコのメリットとして「所得税が減るよ」だけだと弱い印象です。

所得税が減ることによる手取り増 <<< 投資で資産が減るこわさ
・・・なんですよね。

私も最初はそうだったのですごくわかります。

なので、所得税が減って/所得が増えて「何が」お得になるか、生活に密着していることを挙げてより具体的に説明できるとなお良いと思います。

そうすると、

所得税が減ることによる手取り増 <<< 投資で資産が減るこわさ < 保育園の料金が安くなる!お得!!

となり、投資への姿勢がやわらかくなるかもしれません。

予算と撤退ラインを約束する

あらかじめ決めた予算内で投資をスタート、資産が〇%減ったらスッパリやめる!

この約束も、パートナーに理解を示してもらうための説得方法ですが、私はあまりオススメしません。

なぜなら、次のようなデメリットがあるからです。

  • 予算が限られるので、実質、利益も限られてしまう
  • そのわりに撤退ラインが決まっているので、シビアな資産管理になる
  • 撤退することになってしまったら、二度とチャンスがなくなってしまう

特に、撤退したが最後、次の投資の機会すら潰してしまうのは痛いです。

投資はトータルで黒字になれば勝ちなわけで、たまに負けることだってありえます。
もちろん、資産がゼロになったなどの負けは避けるべきですが・・・。

とーこ

続けてみてわかることもあるのに、完全撤退はもったいない!
コロナショックみたいに一時的に下がった時に、乗り切れる余裕は欲しい・・・

というわけで、私は次の「損失は補填する」約束の方が自由度が高まると思っています。

「損失は補填する」と約束する

もし損失が出た場合は(自分のおこづかいや独身時代の貯金から)補填するよ、と約束しておくと、説得の可能性がかなり高まります

損失が出ないなら、パートナーにとってはデメリットがなくなりますからね。

ただし、約束した手前、大きいリスクが取れなくなるのが難点です。

オールカントリーの投資信託などをメインにし、個別株は予算を決めるなど、コア:サテライトの割合に気を付けましょう

とーこ

「損失補填」は共有資産で投資する場合の最終手段。
コアはリスク低めの投資で!

とーこ

私も子供用の教育費はこの条件で運用してますが、オールカントリーに投資してるからこそできる約束です。

一時的に含み損になっている時に焦って売ってしまわないように注意。

メインの投資は長期保有を前提に、定期的に積み立てていけると良いです。
つみたてNISAもGOOD!

まとめ

「減る(かもしれない)なんてありえない」から「堅実に増やす」へ!

  1. ポイント投資から始める
  2. 勤め先の財形貯蓄から始める
  3. 個人の貯蓄・おこづかいの範囲内で始める
  4. 家族で使える株主優待銘柄から始める
  5. 宝くじと比較する
  6. インフレ率について説明する
  7. 具体的なメリットを挙げる
  8. 予算と撤退ラインを約束する
  9. 「損失は補填する」と約束する

投資に対する恐怖心って、少なからず誰でも持っていたんじゃないでしょうか。

貯金比率の高い日本人はなおさらですし、私もその一人です。

そんな私でも、投資に対する考え方をちょっと変えてみた。得体が知れなくてこわかったからよく調べてみた。

これだけで、投資はぐっと身近なものになりますし、資産を増やしてくれる味方にもなります。

この記事はパートナーに投資を理解してほしくてやきもきしている方に向けて書きましたが、自分もかつてこわい気持ちを持っていた、ということを念頭に置いてから話をしてほしいのです。

あなたのリスク許容度と、パートナーのリスク許容度は当然違います。
いきなりあなたに合わせる、というのは難しいもの。

パートナーが受け入れられることから少しずつ始めていってくださいね

あなたが変わったように、パートナーのリスク許容度も少しずつ広がっていくはずです。
(特に利益が出ていればなおさら!)

とーこ

投資の話から、将来設計の話も一緒にしていけたら素敵ですね

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この記事を書いた人

「やりたいことだけやる毎日」を叶えるべく、収入複線化を目標にして試行錯誤中。
「時間をふやす」「お金をふやす」ためにやっていること・学びから考えたことなどを中心にアウトプットしていきます。
ふやして余った時間とお金は、文房具に全賭け。手帳大好き!

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