今回ご紹介するのは2022年1月に発売された『 黒を愉しむ万年筆インク6色セットつき 万年筆のある毎日 (TJMOOK) 』です!
文具ソムリエールの菅未里さんセレクトの付録インクがなんと6色セットときたら、予約買い必至でした。
そして「楽しむ」ではなく「愉しむ」とだけあって、ビギナーさんにもインク世界を堪能できる1冊になっています。
さっそく開封レビューだよ!
本誌から!
最初にご注意!
インクはMOOK本の最終ページにテープで貼り付けてある形になります。
箱が入ったビニールごと外すと、上の写真のようにテープが残るので、そのまま閉じるとくっついてしまいます。
最終ページごと切り取ってしまうのが正解です。(と、本誌にもちゃんと書いてあります)
私は撮影後、うっかり本を閉じてしまい、この↓ありさまです
本誌は万年筆初心者さん向けの内容が中心ですが、予算別おすすめの万年筆の紹介や、おしゃれな文字の書き方などが掲載され、思わず「何か書きたくなる」特集になっています。
目次を引用しておきますね。
- 菅未理さんセレクト「黒を愉しむ万年筆インク6色セット」で万年筆インクのある暮らしを始めてみよう
- 菅未理さんに教わる万年筆&インクの基本と私の楽しみ方
- みんなの素敵な万年筆ライフ
- 万年筆で書く「ゆる美文字」レッスン
- 万年筆の買い方
- 私にフィットする万年筆&インクを探そう
- 「黒を愉しむ万年筆インク6色セット」を使ってみよう!
万年筆の扱い方は写真が多く、初心者さんにもわかりやすい解説だったよ
インク開封!
ではいよいよインク開封です!
6色の小瓶が並んでいるのはなんとも壮観・・・!
梱包も割れないようにしっかり配慮してありGOODです。
6色のネーミングは動物になっており、 「日常と非日常の間にいるような動物を選びました」とのこと。
ラベルもかわいい。
インク試し書き!
まずフタを開けると中栓が!
これをしとかないと横にした時に漏れてしまうそうで、大事なパーツです。捨てないで!
また、外す時にインクが手につくので、ビニール手袋での取り扱いが推奨されています。
私はキッチンペーパーをかぶせる感じにして開栓しちゃってます
ただ、開けた後の中栓の置き場にも困るし、正直めんどくさいパーツ・・・
外フタのみで密閉容器だったらポイント高かったかな。
さて、ガラスペンで試し書きです。
「黒を楽しむ」と言うだけあって、どれもシックでエレガント(語彙不足)な色合いが並びますね・・・!
「梅鼠」は同じ名前の伝統色がありますが、そちらは赤みがかった灰色なので、色名はあくまでイメージのようです。
「梅鼠」と「オカピ(一番下)」の色が似ていますが、梅鼠→濃い茶色、オカピ→カーキ色という感じで、梅鼠の方が濃いめ。
「甚平鮫」「孔雀」も、書いてみるとちゃんと「青」「緑」とわかります。
普段の自分だったら甚平鮫・孔雀あたりの色を優先して買うのですが、試し書きしてみて案外いいなと思ったのは「白兎」!
重厚感のあるレッドカーペットのような赤色・・・
劇場のカーテンみたいな赤色・・・
コメダ珈琲の椅子みたいな赤色・・・
こういう未知の「いいな」に出会えるのもセットの醍醐味ですね。
ガラスペンはエルバンのつむぎというシリーズ。
私が買った時は4色だったのですが、現在は8色のカラーが選べます!
使うガラスペンによっては、ペン先が大きいとインク瓶の口に入らないので、小皿などに出す必要あり。
ちなみに使った紙はTOUCH&FLOWの「SCORE」という五線譜のような細罫のメモパッド(MD用紙クリーム)です。
まとめ
初心者さんもインクコレクターさんも楽しめる1冊。新しい好みの色が見つかるかも?
中栓の扱いに気を付けて!
万年筆の付録は日経WOMANなどで以前からあったのですが、ついにインクもきたか! という第一印象。
コレクション欲までくすぐってくる、お得感満載のMOOKです。
私は字がへたくそなのですが、万年筆やガラスペンを使うと、我が字ながら「味がある」仕上がりに見えるところがお気に入り。
自分の字にコンプレックスがある人にこそ、万年筆インクの世界に飛び込んでみると楽しくなると思いますよ。
同時発売で『色を楽しむ万年筆インク6色セット』も出ています。
こちらは発色の良い元気色のセットで、お野菜の名前。
2冊揃えてコレクションするのも楽しそう。
こっちも欲しくなってきた・・・
この調子でいろんなカラーラインナップが登場したらいいなぁ、なんて思ってます。
「赤系6色セット」とか同系色が揃ったら、グラデーションで書けて映えるじゃないですか!
ゆくゆくはデ●アゴスティーニのように100号コンプセットが出てしまう・・・!?
はたまたフ●リシモの色鉛筆500色のようにインク500色コレクションが出てしまう・・・!?
今回のMOOKは沼の始まりかもしれませんね・・・。