インク見本帳(色見本)の作り方! じっくり眺めたい色のコレクション!【簡単】

揃えて眼福、書いて楽しい万年筆インクの世界。

一つ買い始めたらもう、ついついコレクションが増えがちではないでしょうか?

増えすぎて管理が行き届かなくなる前に、ぜひ作るのをおすすめしたいのが、インク見本帳(色見本)です

私の場合は、手持ちのインクが15色になったところで見本帳を作りました。

先に完成形をお見せするとこんな感じ!
名刺サイズのカードに記録し、それをカードリフィルに入れる形にしています。

インク見本帳を一度作っておくと、インクの色の微妙な違いや書いたときの雰囲気を確かめることができ、その後使う時にとても便利なんです!

とーこ

何より、眺めているだけで幸せになれますよ・・・!

ではさっそく作っていきましょう!

目次

基本編 さっそくインク見本帳を作る

① インク見本帳の最終形態を決める

とーこ

最初に完成形をイメージ

インク見本帳を作りたいと思っている人は、インクが好きで既にそこそこの数のインクを持っているはず。

今後増えていくことも想定できるため、色を追加&並び替えしていける形態を目指すのが理想的です。

具体的には、バインダーやシステム手帳のリフィル、ルーズリーフ、カード、単語帳タイプのものがおすすめ。

ですが、これ以外でも、お気に入りのツールがある場合はなにがなんでも活かす! という軸で作ってもいいですね。

私はとっても素敵なカードを見つけたので、これを使って色見本を作れるように、収納ファイルなどを考えていきました。

購入サイト:鯨野雑貨店

②  インク見本帳の描き方を決める

次に、「どのように描くか」を決めていきます。

例えば・・・

  • よく使う万年筆3本で書き分けがわかるようにする
  • 水で薄めて描いたときのグラデーションがわかるようにする
  • 文字メインに使うので、古典の一節を引用した文章を書く
  • その色から連想する動物や植物を模写する
  • 1色の濃淡を使い分けて塗り絵にしてみる
  • シンプルに持っている色がわかればいいので、1色1行で色名のみ書いておく

など見本帳の描き方は無限大!

実際にどのようにインクを使うか、見本帳も用途が一番多い描き方で作ると、あとあと便利になります。

手紙や文章を書くときにインクを使うことが多い人は文字メインの見本帳、色々な筆記具で書く場合はそれぞれの筆記具で書き分けた見本帳、といった感じです。

また、インクの色名・メーカー名は必ず記載するように構成を考えましょう

手持ちのインクが少ないうちに描き方のテンプレートを決めておくと、管理が楽になりますし、統一感のある見本帳になりますよ。

とーこ

SNSで「いいな」と思う描き方を見つけて真似してみるのもいいですね!

③ 道具を揃え、いざインク見本を描く! ドキドキ!

最低限、①と②を満たす見本帳の台紙、筆記具、インクがあれば見本帳の作成に取りかかれます。

いよいよ清書! の段階で一番気を付けるのは、インクのかわき具合を確認しながら書いていくことです。

とーこ

私はインクをこすってしまい、カードを1枚ダメにしてしまいました。悲しい。

なお、複数のインクで一気に見本帳を書いていく時、特に万年筆を使って書く場合は、色が混ざらないようにすることも大切です。

私は色変えが楽なのでガラスペンを使いました。
エルバンの「つむぎ」というシリーズです。

応用編 インク見本帳のカスタマイズ

ここからは、作るにあたっての小ワザを書いておきます。

名刺カードサイズの収納なら選択肢多数!

私のオススメは名刺サイズのカードを使うことです。

言うまでもないですが、名刺サイズ自体が汎用的で既製品が多く、様々な保存の仕方ができるから。

システム手帳にもバインダーにも収納できますし、市販の名刺ファイルも豊富。
あまりお金をかけたくない人は、100均にも名刺ファイルが売ってます。

それに、あとあと保管する場所を変えたくなった時にも手間が最小限で済みます。

なぜかというと、システム手帳の紙リフィルにそのままインクを描いた場合は、同じサイズ・同じ穴数のシステム手帳でしか互換性がありません。
あとから違うサイズに変えたくなったときは、描き直すか、切って貼る、みたいなことになってしまいます。

ですがカードに描いておけば、名刺の収納ポケットを買って入れ替えればお引越し完了! です。

一番手軽に入手しやすいインク見本はこちら↓のカードかな。

とーこ

今後もっとお気に入りのバインダーが見つかるかもしれない・・・
こだわりの強い文具好きさんこそ、フレキシブルに動かせるようにしておこう

無地カード+スタンプという手も!

カードのフォーマットを自作する方法もあります。

↑このようなインク瓶のスタンプを、

↑市販の情報カードにポンッと捺して、できあがり。

全部同じ位置に捺すのが難しかったりしますが、多少ズレてもご愛敬。
1から作るDIY感で、より愛着が湧くのではないでしょうか。

カラのインク瓶のスタンプを使う書き方が主流のようになってますが、塗り絵のように書き込めるならインク瓶以外のスタンプでも代用できます。

スタンプが水性だと、インクを水でにじませた見本帳にする場合は、溶けてしまう可能性があるので注意。

専用リフィルやテンプレートのダウンロードも!

個人的にはカードをオススメしたものの、こだわりの紙リフィルやテンプレートを使いたい時もやっぱりありますよね。

大事なインクを保管しておく母艦ですから、お気に入りのものを活用する楽しみも

インク見本カードやリフィルはminneCreemaBOOTHなどで販売している個人作家さんも多く、「インク帳 テンプレート」「インク見本 カード」「インク見本 リフィル」などで検索できますよ。

ネットで無料でダウンロードできるテンプレートもありましたので、ご紹介しますね。

① セーラー万年筆

セーラー万年筆のインク見本カード

カットして名刺サイズになります。

(キャプチャ元URL)インク見本帳 テンプレート | セーラー万年筆

② Ca.Crea(カ・クリエ)

Ca.Crea(カ・クリエ)のインク見本シート

A4(カクリエノートに3つ折りで貼れるサイズ)か、名刺サイズを選べます。

(キャプチャ元URL)Ca.Crea(カ.クリエ)[テンプレート]|ノート|ノート・紙製品|製品情報 | プラス株式会社ステーショナリーカンパニー

③ 空魚の手帳

個人作家空魚さんの手帳リフィル

システム手帳サイズで、mini6穴、バイブル、A5の3種類。
インク見本以外のリフィルも豊富。

この記事で紹介している、インク見本カードの作家さんのサイトです。

(キャプチャ元URL)コレクションリフィル:インクコレクション1│創作ノートと手作り手帳リフィルのサイト『空魚の手帳

私のインク見本帳実例

ここからは私の作成過程をご紹介します。

カードにガラスペンで描いていく!

私はインク原色がそのままわかればよかったので、ガラスペン1本でサササッと書いてしまいました。

瓶の中を塗りつぶし、メーカー、色の名前を書いたはいいものの、罫線のスペースに書くことがなくなってしまったので、その色から連想したものを4つ挙げてみました。

この連想、私の場合は語彙力のなさが垣間見えていますが、名詞だけでなく形容詞だったり、もっと詩的な言葉が連想できる人は、かなりオリジナル性の強い色見本になると思います!

ほかにも、初めて書いたときの色の印象や、インクを入手した時のエピソードを書いておくのも、後から見返して楽しい見本帳になりますね。

さらにこだわる人は絵を描いてみたり、ガラスペン→万年筆(細)→万年筆(太)と筆記具を変えてみたり、工夫のしがいがありますよ!

収納ファイルをスタンプとシールでデコ!

続いてリフィルです。

収納方法はトラベラーズノートの「カードファイル」に決めました。

名刺サイズのカードを60枚まで入れることができますし、2冊目が必要になっても入手しやすいのが決め手です。

とーこ

トラベラーズノートの「名刺ファイル」とは別物ですのでご注意

スタンプとシールで配置を決めつつ、デコ!

スタンプちょっと失敗(笑)
INKの「I」のところに余計な線が入ってしまいました。

スタンプはメルカリで買ったクリアスタンプ、シールはLOFTによくある、B-SIDEレーベルのものです。

カードをファイルに収納。だいたいの色ごとに並び替え。

カードと収納ファイルの準備ができたところで、カードを入れていきます。

あまり深く考えず、赤系→茶系→黄色系→緑系→青系→・・・な感じで色ごとに並べました。

まだリフィルが埋まるほどのインクを持っておらず、ほぼ歯抜けの状態ですね。

インクのメーカーごとにまとめるのも、探しやすくて良いのではと思います。
使いやすい方法で収納してみてください。

とーこ

埋まっていく過程も気長に楽しめる

完成! トラベラーズノート本体が欲しい・・・!

これでインク見本帳完成です!

今回トラベラーズノートのカードリフィルだけ購入し作業していたのですが、このリフィルをセットするトラベラーズノート本体が欲しくなってきました。

とーこ

中身がインクでカラフルだから、本体は黒がイイね!!
なんて妄想。

まとめ

インク見本帳の作り方をご紹介しました。

インク見本帳作成のオススメは名刺カード!
・・・だけど、こだわりのお気に入りツールで作ると愛着もひとしお♡

たくさん集めたインク、ぜひ素敵にコレクションしてくださいね!

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この記事を書いた人

手帳と文具への偏愛が隠せないアラサーOL。
「やりたいことだけやる毎日」を叶えるべく、副業やら投資やらにチャレンジしながら、手帳活用にいそしんでいます。
2024年の手帳はMATOKAウィークリーバーチカルノート。

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