手帳の裏抜け対策に、万年筆インクが使えるローラーボールペンを検証してみた

素敵なインクと出会えても、いざそれを手帳で使おうとしたら裏抜けしてしまった! という経験、ありませんか?

私も泣く泣くお気に入りのインクを諦めたことがあります。

手帳はやはり自分に合うフォーマットを使いたい。そうなると、筆記具の方を妥協してしまうんですよね。

そして結局100円のボールペンを使うのですが、ふと思ったのです。

とーこ

市販のボールペンが使えているなら、万年筆インクが入れられる「ローラーボールペン」ならイケるのでは?!

ということで今回、ローラーボールペンにチャレンジしてみました。

この記事では、ローラーボールペンの開封レビュー&試し書きと、使ってみたメリットデメリットを紹介します。

目次

今回購入したローラーボールペン

ローラーボールペンとは、水性インクを使ったボールペン全般のこと。

その中には、好きなインクを入れて使える、万年筆のようなボールペンがあります。

ペン先はボールペンに近いですが、インクを入れるコンバーターがついてたり、カートリッジインクも使えることから、扱い方は万年筆寄りになります。

今回購入したのは「Fonteローラーボールペン」。

ペン軸とキャップが別売。キャップは12色から選べるよ!

ローラーボールペンは販路縮小? のせいか品薄のようで、現在取扱店は楽天ブックスに限られているようです。

ちなみにFonteの名前については、

“Fonte”とはイタリア語で「泉」を意味します。

コンコンと泉が湧き上がるようにペン先を紙にのせ、なめらかにインクが滑り出すその至福の瞬間を味わってほしい――そんな思いから、この名をつけました。

Fonte | nippan komamono lab(コマモノラボ)

という由来があるそう。

また、Fonteは専用ブランドのカートリッジインクも販売されています。

ブルーブラックは「Nereis(ネーレイス)=海の女神」、レッドは「Lampas(ランパス)=冥界を松明で照らす精霊」といったように、神話からとったロマンチックな名前のインクです。

インクを入れてみる

まずペンの準備をしていきます。

今回はカートリッジではなく、コンバーターで吸入します。

最初にペン軸をはずして→コンバーターをスポッと取ります。

コンバーターのつまみを回してピストンを下げます。
下の写真が、中のピストンがいっぱい下がった状態。

コンバーターの先を直接インクに浸し、つまみを回して吸入。

インクが入りました。想像以上に満タンです。
万年筆だと半分くらい空気が入っちゃいますよね?

コンバーターをペンに差し込むと、すぐインクが下りてきて、1分くらいで書けるようになりました。

キャップを締めたところ。金のクリップのせいか値段より高見え。

ここからは実際に使ってみてメリットデメリットをまとめました。

ローラーボールペンの良いところ

万年筆よりも裏抜けしにくい

こちらが裏抜けチェックした写真です。
万年筆(一番上のkakuno)で書いたものよりも断然抜けていません!

ローラーボールペンはやはり万年筆と比べて裏抜けしにくいことが確認できました。

とーこ

裏抜けしてしまうから・・・と使えずにいたインクが日の目をみるチャンス!

ちなみに手帳は高橋書店のtrinco7です。

インク本来の色に近い

上の試し書き、すべて同じ色のインクで書いています。
筆記具でけっこう色の違いが出ますよね。

万年筆(一番上のkakuno)は、細いペン先からインクがたくさん出ているせいか、濃すぎて買った色と違う印象がありました。

逆にサインペン(一番下のからっぽペン)は薄めの印象でした。
ちなみにからっぽペンでは、元のインク色が薄めだと、読みにくいほど薄くなってしまうのです。

Fonteローラーボールペンは、ちょうどその中間で、インク本来に近い色が出ている気がします。

とーこ

コレ!と思って買ったインク色がそのまま楽しめるトキメキ・・・

濃淡が楽しめるインクフロー

しかもボールペンでありながら、インク溜まりの濃淡がちゃんと出ます

拡大した写真がこちら。

ペンを寝かせ気味にして書くと、インクフローが良くなり濃淡もわかりやすくなりました。

正直、ボールペンでここまで期待していなかったので嬉しい誤算です。

ローラーボールペンのイマイチなところ

インク瓶からの吸入がしづらい

まず、ちょっと致命的だなと思った点から。

コンバーターでインク瓶からインクを吸わせる場合、普通の万年筆ならコンバーターを装着してからペン先をインクに浸して吸入しますよね。

ですがローラーボールペンは、コンバーターをペン軸からいったん取り外してから、コンバーターを直接インクに浸します。

つまり、インクを浸している部分と、コンバーターのクルクル回す箇所の距離が近すぎるんです。

するとどうなるかというと、インク瓶の残量が少なくなると、瓶の形状によってはインクの水面にコンバーターが届かないということになります。

簡易的に図で描くと下の画像のようになります。

とーこ

インクに届かず吸入できない・・・!

私が試し書きをしたのは、SAILORの20mlインク瓶で、残量7割くらい。
それでも、瓶の口についているインクに手が触れてしまいました。

この対策に、カキモリのローラーボールペンには、スポイトと容器がついていますね。

何にせよ別の容器に移して・・・という手間を考えるとめんどくさいなあと思うのが正直なところです。

とはいえ、万年筆よりも一気にたくさん吸える&インクの減りが遅い=インク吸入の頻度も低い、と考えれば、人によってはそんなに気にならないかもしれません。

インクの出にムラがある


使用感としては、やはり万年筆のようにヌルヌルサササっとはいきませんでした。

そして、ボールペンという構造上仕方ない部分かもしれませんが、インクの出が一定ではないなと感じました。

長期間使わないとペン先が固まってしまうこともあり、毎日使うことがメンテナンスになります。

あとは・・・インクとの相性もあるのかも。
粘度の少ないインクなら良い感じになるかもしれませんね。

ちなみにラメインクも使えません。

洗って色を抜けないのでヘビロテ色に限定

ローラーボールペンはあくまでボールペンであり、万年筆のように洗って色を抜けません。

つまり、色替えができないということです。

なので、メインで使うお気に入りのインクを1色1本で繰り返し使うような使用イメージです。

「いろんな色を試したい」「色を毎月変えて書きたい」などのこだわりがある場合は、使い切りのからっぽペンや普通の万年筆、ガラスペンの方が用途に合っています。

コスパは万年筆の方が上

色替えができない、という前提になるので、洗えば1本で何色も使える万年筆と比べると、どうしても見劣りしてしまいます。
コスパ的に。

ローラーボールペンは1,000円~3,000円くらいが相場のようですが、低価格帯の万年筆も同じくらいですしね。

まとめ

ローラーボールペンは万年筆インクが使えるボールペン。

  • 使いたい手帳やノートが万年筆だと裏抜けしてしまい、代替案を探している人
  • ヘビロテ色を毎日長く使いたい人

にオススメ!

ローラーボールペンの試し書きと、メリットデメリットを紹介しました。

ローラーボールペンは、ボールペンの手軽さと、好きなインクが使えるカスタマイズ性が魅力。

ですが、市場がニッチ気味で市販品が少ないです。

インクにハマって、そのインクが使えるシチュエーションを増やせないか? という疑問があって初めて、「インクが使えるローラーボールペン」の存在に行きつく人が多いはず。

つまり、ビギナーは「インク=万年筆やガラスペンで書くもの」でローラーボールペンの存在に気付かない。
ヘビーユーザーは保有インクが増えているので、ヘビロテ色かつ1本1色に限定されるローラーボールペンは用途に合わない。

・・・というように、活躍の場が限られている印象です。

毎日使うレベルのヘビロテ色がすでにあり、とにかくその色でたくさん書きたい・・・という方にハマるアイテムですね。

とーこ

メリットデメリットをふまえて使いどころを見極めてね!

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この記事を書いた人

手帳と文具への偏愛が隠せないアラサーOL。
「やりたいことだけやる毎日」を叶えるべく、副業やら投資やらにチャレンジしながら、手帳活用にいそしんでいます。
2023年の手帳もtorinco7。

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