「なんでもノート」の中身と書き方。ノート1冊で思考整理する効果を実感!

手帳は予定管理に必須のアイテムですが、もう1つ、私にとって欠かせないものが「なんでもノート」です。

なんでもノートとは文字通り、なんでも書くノート。

書く内容は、悩みや調べもの、つまづいていることへの対策など、色々です。

  • このノートでアイデア出しして次のアクションが決まる→手帳にタスクを書く
  • 手帳で週間・月間の振り返りをしていて課題が出る→ノートで解決法を考える

    このように、手帳とノート、それぞれを補完し合いながら使っており、相乗効果を実感しています

    この記事では、なんでもノートのメリットや使い方を、中身の写真と一緒にご紹介します。

    とーこ

    なんでもノート歴7冊目です!

    目次

    なんでもノートのメリット

    最初に、なんでもノートのメリットを3つ解説します。

    なんでもノートのメリット
    • 頭の整理になる
    • アイデアをストック&発散する場所になる
    • 集中のためのツールになる

    メリット① 頭の整理になる

    なんでもノートの一番のメリットは頭の整理になることです。

    考え事を整理するには、一度頭の外に出すことが必要。

    「なんでかわからないけどモヤモヤする」の「なんでかわからない」の部分に焦点を当て、そこに言葉を与えていくことが、整理の第一歩。

    その言葉をさらに深掘りしたり、見直ししていくことで、より具体的・客観的に考えられるようになり、解決の糸口が見えやすくなります

    とーこ

    モヤモヤが減るとストレス解消にも直結しますね

    特に年末年始の振り返りや新年の目標を立てる時にアイデアを出したり、今後についてじっくり考えたりするのにも役立っています。

    メリット② アイデアをストック&発散する場所になる

    アイデアを出すためには、ある程度のインプットも不可欠です。

    「情報をストックする」インプットと、「ストックした情報を使って、アイデアを出す」アウトプット。

    両方を行き来しながら、良いアイデアをひねり出すには、すべて一元化していることが望ましいです。

    発想の過程も残るので、後で何度も見返してブラッシュアップしていくこともでき、アイデアを熟成させることができるのもノートの利点。

    ノートが情報をまとめる母艦となって「次は何をやるか(やるべきか)?」の方向性が整理しやすくなるメリットがあります。

    メリット③ 集中のためのツールになる

    何かに集中している時であっても、夕食の献立や、税金の振り込みや、日用品の在庫がふと気になってしまう瞬間がありませんか?

    せっかく集中しているのだから、よほど緊急のことでない限り「今やるべきこと」に戻ってきたいもの。

    そんな時、気になってしまったことをノートに一言書いておけば、いったん忘れておけます。
    やるべきことが終わったら見返して、思い出せばOK。

    つまりノートは、集中力を持続させるツールとしても役立つんです。

    集中力も、体力や精神力を消費する、有限な自分の資源です。
    「覚えておく」ためのエネルギーは「今やるべきことをやる、考える」ことに有効活用しましょう。

    ノートとペンの準備

    【据え置き用】キャンパスノートA4 / コクヨ

    私が使っているノートはキャンパスノートA4サイズです。

    結論から言うと、なるべく大きいノートがおすすめ

    というのも、紙面が狭いと、考えたことを書くときに取捨選択してしまいがち。
    見栄えは良くなるかもしれませんが、求める使い方ではありません。

    とーこ

    モヤモヤしていることほど、書き出すためにはそれなりの紙面スペースが必要。
    ここはだまされたと思って、大きいノートを選んでください。

    とーこ

    紙面が広いと余白が多くなってしまう・・・と心配されるかもしれませんが、「余白を埋めること」ではなく、あくまで考えごとの整理が目的
    なので、余白は気にしないで大丈夫ですよ。

    また、180度パタンと開くことも大事だと思います。

    リングノートだと書くときにリングに手が当たって気が散ってしまうので、私は綴じノートが好み。

    ついでに言えば、お気に入りのノートよりも、書き捨てできるくらいの気負わないノートを選んだ方がいいです。
    「きれいに書く」「誰かに見せるために書く」という目的ではないので。

    とーこ

    これらの条件を満たしつつ、いつでもどこでも手に入れやすい定番商品として、コクヨのキャンパスノートが最適だったのです。

    キャンパスノートで唯一デメリットと感じているのが、ページ番号が振っていないこと。

    なので、私は最初にページ番号を書き込んでしまっています。

    また、ペンは使い慣れたものであればなんでもよいですが、とにかくガシガシ手を止めずに書いていくので、少し太めの、インクフローが良いペンがオススメです。

    私はSARASAの0.5を使っています。

    【持ち歩き用】SUNNYライトノート / いろは出版

    基本的には上で紹介したキャンパスノートでアイデア出しをしているのですが、やはりA4サイズは持ち運びが大変。

    そこで、外出時に思いついたことをひとまず書き留めておく場所として、SUNNYライトノートを使っています。

    SUNNYライトノートはほぼA6サイズ。

    小さくて軽いため、コンパクトなバッグに入れて持ち運べるところもお気に入りです。

    情報があっちこっちでバラバラになるのは避けたいので、じっくり考えたい議題は帰宅後キャンパスノートの方に移管するなどして、見返さなくて済むような運用にしています。

    そのほかの小さいノートはこちら↓で紹介しています!

    なんでもノートの使い方

    ここからは実際の使い方の流れをご紹介します。

    ① 議題を決める

    まず考えることのタイトルと日付を一番上に書きましょう。

    議題を書いておかないと、何について考えているのかゴールが見えなくなってしまいますし、後から見返したときもわからなくなります。

    キャンパスノートならタイトル・日付欄があります。

    キャンパスノートA4 中身

    なんでもノートなので議題はそのとき考えたこと、悩み、モヤモヤなどなんでも構いません。

    なお、議題1つにつき1ページまたは見開き2ページとして、改ページしています。

    以下は私がよく使う議題の例です。

    • 今やり残しているタスクは?
    • 〇〇を達成するには?
    • 〇〇が着手できないのはなぜ?
    • 〇〇を習慣化するには?
    • 〇〇の持ち物リスト / やることリスト
    • 〇〇とは?(調べものなど)
    • 〇〇と△△比較
    • やりたいこと100リスト出し
    • ブログネタ出し
    • 読書・学びのメモ・要約・感想

    実例はこちらの記事にまとめました。

    議題の例として参考になるのは次の2冊です。

    『0秒思考』は仕事・家庭・時間の使い方など様々なカテゴリーの悩みをテーマにしたもの、『メモの魔力』は自己分析をテーマにしたものが多く載っています。

    ② フォーマットを決める

    決めた議題を解決できるうよう、おおまかなフォーマットを決めます。

    私は次に紹介する「箇条書き」「マインドマップ」「マトリックス図」の3種を使うことが多いです。

    箇条書き

    思いついたことをどんどん羅列していくときに使います。

    一番シンプルな方法なので、このやり方がほとんどです。

    マインドマップ

    箇条書きの次によく使うのがマインドマップです。

    中央に議題を書いたあと、四方に枝を伸ばしていくように考え事を広げていくスタイル。

    枝がどんどん分岐することが刺激になって、箇条書きよりもアイデアが出しやすいと感じます。

    議題から「なぜ?」の深掘りを辿っていく、すごろくマップ風の書き方をすることもあります。

    マトリックス図

    箇条書きやマインドマップで考え事を出した後、それを整理か比較するのに使うことが多いフォーマットです。

    マトリックス図も、2×2マスで分けることもあれば、もっとマス目が多い表の形式になることもあり、色々です。

    ③ どんどん書いていく

    あとは、悩みや考えごとのたびにこのなんでもノートを使い倒していきましょう!

    なんでもノートは1冊に集約することが基本になります。

    ですが1冊に固執する必要もありません。

    よく書くテーマが決まっているようだったら、それ専用のノートがあってもいいですし、最初から清書するノートを用意した方が用途に合う場合もあるかと思います。

    私は読書記録については、要点をまとめて見返せるようにしたかったので、『ヒトトキノート』に独立させて書くようにしています。

    なんでもノートを使い切ったら

    ここからは、なんでもノートの締めの流れをご紹介します。

    ① 「解決済み」「賞味期限が切れたもの」をクローズする

    1冊をパラパラと見返して、既に解決済みのページに斜線を引いてクローズしていきます。

    これにより、斜線のあるページはもう必要ないページとわかるので、見返す時もラクになります。

    また、ノートに書いたけれども時間が経ってしまって「自分にとってホットでなくなったページ」もクローズ対象です。

    例えば私の場合は、「(前年の)やりたいことリスト」「数か月前の欲しいものリスト」などは、新しいリストを作った時点で不要と判断しています。

    ② 最初のページにインデックス(目次)を書く

    ①で不要なページを消した後に残ったページのみ、最初のページにインデックスを作っておきます。

    私はざっくりジャンルごとにまとめて、図のようにかなり簡略化したインデックスになっています。

    このひと手間で、後からさらに見返しやすくなりました。

    とーこ

    見返す頻度が高いページはふせんを貼っておいたり、別の手帳やノートに永久保存的に清書することもあります。

    ③ 残ったことのうち、まだ対応できていないアクションを書き出す

    残ったページの中から、「まだ行動に起こせていないものの、やらなくてはいけないこと」を探します。

    これらは改めて、手帳など予定管理するツールに転記しておきます。

    ④ 表紙に日付、背表紙に○冊目の印を書いて保管

    表紙に、通し番号とそのノートを使った期間を記入。

    本棚に置いたときにわかるよう、背表紙にラインを入れて○冊目がわかるようにしました。

    これで使い切ったノートは保管となります。

    まとめ

    なんでもノートのメリットや使い方をご紹介しました。

    なんでもノートは、文字通り何でも書き込むノート。

    手帳みたいなきちっとした媒体だと「きちっと書かなきゃ」というプレッシャーを感じて手が止まりがち。

    なんでも書ける! と思えるノートを相棒にすることで、体裁を気にせずに思考を整理でき、次の一歩に進みやすくなる、と実感しています。

    とーこ

    メリットたくさんのノートの習慣、ぜひ試してみてくださいね。

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    この記事を書いた人

    手帳と文具への偏愛が隠せないアラサーOL。
    「やりたいことだけやる毎日」を叶えるべく、副業やら投資やらにチャレンジしながら、手帳活用にいそしんでいます。
    2024年の手帳はMATOKAウィークリーバーチカルノート。

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