時間軸のない週間バーチカル手帳、通称「ゆるバーチカル手帳」「セミバーチカル手帳」、最近はこのフォーマットもかなり普及して種類が増えてきてます!
種類が増えるということは、選択肢が増えてより自分にフィットする手帳を選べるようになる反面、買うときに迷ってしまうことも多いですよね・・・!
このブログでも、↓こちらなどのまとめ記事を書いてきましたが・・・
じゃ結局、この中からどれを買えばいいの?
っていうのがわかりにくかったので、今回は、こだわり別の選び方をまとめてみました。
悩んでいる人は参考にしてみてください!
こだわり① 手帳のフォーマットで選ぶ
まずゆるバーチカルは大きく分けて「3分割タイプ」と「ほぼノートタイプ」(名称は私が勝手に呼んでるものです)の2種類。
「3分割タイプ」「ほぼノートタイプ」の2つの違いは、結局、日ごとに書き込むエリアの多さの違いです。
なので書きたい内容のうち、「この日に書かないとダメ」な予定がどの程度の量か、で決めるのがスムーズ。
毎日タスク管理・絵日記のような使い方をするなら前者、もう少し長い目線のプロジェクトやアイデアノートのように横断的に使っていくなら後者が合うでしょう。
→3分割タイプ
3分割タイプは、普通のバーチカル手帳から時間軸を抜いたような作りになっています。
エリアが3つに分けられているものが多く、「午前・午後・夜」「仕事の予定・自分の予定・家族の予定」といったようにざっくり分類して使うことができます。
私もこっちのタイプを使ってます。
3分割を①最重要タスク②次点タスク③その他タスクと分けているよ
→ほぼノートタイプ
ほぼノートタイプは、3分割タイプよりもさらに自由度がアップしたフォーマット。
最小限のカレンダーと日ごとの記入スペースはありますが、紙面のほとんどはメモになっています。
絵を描いたりアイデアを広げたり、予定もちょこっと書いておけるけど「時間」にも「日」にもとらわれない。週単位で書くべきことが書ければいい。
そんなクリエイティブな使い方ができます。
思いついたことをどんどん書いていける、アイデア手帳としてもオススメ。
最初に「3分割タイプ」「ほぼノートタイプ」のどちらかにするかを決めてしまいましょう。
このあと、それぞれで細部を比較していく、という流れになります。
こだわり② サイズで選ぶ
次に、選ぶ基準の中でも特に重要ポイントとなるサイズ別に見ていきます。
→A5サイズ
A5サイズを検討している場合、選択肢はあまりありません。
- EDiT 週間ノート
※A5変形 192×135mm
3分割タイプでA5サイズなら「EDiT 週間ノート」で決まりです。
(厳密にはA5より少し小さめのサイズになります)
表紙はバリエーション豊富なので、カバーで個性を出していきたいですね!
ほぼノートタイプのA5はこの2つで、チェックボックスの有無が一番違う点。
(左)チェックボックスあり → JS DIARY ウィークリーノート
(右)チェックボックスなし → NOLTY エクリ メモ
となります。
→B6サイズ
B6サイズはラインナップがたくさんあります。
- JS DIARY ウィークリーノート
※B6変形 168×117mm - PAGEM ミネット ウィークリーログ
- NOLTY エクリ メモ
中身を比較して、より気に入ったものを選べますね。
中身については「こだわり③ 機能で選ぶ」を参照してください
「NOLTY エクリメモ」のみ、A5・B6の両方とも正寸サイズで展開しているブランドです。
→小型サイズ
- HIGHTIDE スクエア バーチカル (Q type)
幅100mm×高さ120mm - isshoni. ウィークリー
「13インチ対応」=A6横変形サイズ(90mm×150mm)
3分割タイプの小型サイズはこの2つ。
HIGH TIDEのスクエアバーチカルは、ころんとかわいい手のりサイズで、メイン手帳とは別のサテライトメモとして使うのもアリですね。
午前/午後/夜と明記があります。
ダイゴーisshoni.ノートはセミバーチカル唯一の横長手帳。
キーボードの手前に置きたいときに便利です。
ほぼノートタイプの小型サイズならこの2つのどちらか。
両者は違うシリーズですが、仕様もかなり似ています。
カバー色でどちらにするか決めてしまってもそこまで使用感に違いは出ないかなと思います。
こだわり③ 機能で選ぶ
次は中身の違いによる比較をしていきます。
→ノートページの多さで選ぶ
40ページ以上のものをピックアップしてみました。
- SUNNY手帳ウィークリー
141ページ(ドット方眼) - EDiT 週間ノート
102ページ(ドット罫線) - HIGHTIDE フリーバーチカル(T type)
42ページ(ドット方眼)
大容量ノートを求めているならSUNNY手帳ウィークリー(141ページ)かEDiT週間ノート(101ページ)の2つです。
1年間の記録を1冊にまとめられるのがGOODなボリューム♪
- NOLTY エクリ メモ
A5は83ページ、B6は36ページ+別冊ノートつき
エクリは、B6の方は別冊ノートがついてきます。
同じノートが別売もされているので、使い切ったら差し替え可能!
ただし、ほぼノートタイプはそもそもノートみたいなものなので、フリーのノートページの量は必須条件ではないかもしれませんね。
→対応期間で選ぶ
手帳は12ヶ月間使えるように設計してありますが、買ってすぐ使いたい場合もありますよね。
手帳の週間ページの記載期間が1月~12月よりも長いものを探してみました。
- SUNNY手帳ウィークリー
前年12月~12月 - EDiT 週間ノート
前年12月~12月 - min.naダイアリー ウィークリースケジュール
前年12月~12月 - HIGHTIDE フリーバーチカル(T type)
前年12月~12月 - HIGHTIDE スクエア バーチカル (Q type)
前年10月~12月 - 仕事計画 B6 ラップトップ
前年9月~12月 - isshoni. ウィークリー
前年12月~12月 - スケッチダイアリー ウィークリー 前年12月~翌年1月
- マイゴールダイアリー
前年12月~12月
最も早くて9月から書けるのがラコニックの仕事計画B6ラップトップ。
- JS DIARY ウィークリーノート
前年11月~12月 - PAGEM ミネット ウィークリーログ
前年11月~12月 - NOLTY エクリ メモ
前年12月~12月 - NOLTY ライツ メモ 小型版
前年12月~12月 - NOLTY ポケットカジュアル メモ
前年12月~12月
ほぼノートタイプでは、JS DIARYとPAGEMミネットが11月からと少し早め。
→wish listや目標管理のページがあるかで選ぶ
- SUNNY手帳ウィークリー
(やりたいことリスト/読みたい本リスト/みたい映画リスト/行ってみたい場所リスト(日本・海外)/行ってみたいお店リスト/欲しいものリスト/大切にしたいものリスト) - EDiT 週間ノート
(年間プランニング/年間レビュー/プロジェクトタイムライン) - 高橋書店 torinco7
(やりたいことリスト/よみたい本リスト/みたい映画リスト/日本地図・世界地図)
なし
※ PAGEM ミネット ウィークリーログ
やりたいことをまとめておける便利なページ。
一番充実しているのはSUNNY手帳です。その次にtrinco7。
中身の種類の違いもありますが、ぱっと見の雰囲気もかなり違ってきます。
下は、「読みたい本リスト」で比較したもの。
SUNNY手帳・torinco7の中身は、別の記事で詳しく写真を掲載しています。気になる方は下のリンクからどうぞ。
※SUNNY手帳は2022年版のものです
→切り込みインデックスがあるかで選ぶ
人によって好みが出る機能。必須派の方はこちらの中から。
こだわり④ デザインで選ぶ
→カバーのバリエーションが多いものから選ぶ
中身も大事だけど、比較するときに外せないのが、カバーデザイン。
カラーバリエーションや種類が多いもの(5種以上)を選んでみました。
好みのカバーだと俄然やる気になるってもんです。
なし
色違いも含めて特にバリエーションが多いものを挙げると・・・
SUNNY手帳はゴム留めのスタンダードカバー6色、マグネットボタン留めのトラッドカバー6色、ラウンドジッパーカバー3種、レザーカバー6種+2種を展開。
また、HIGHTIDEは既製カバーは少ないですが、「レプレ」というシリーズで、好きな色のカバー・好きな色の留めゴムをセミオーダーカスタマイズできます。
その数なんと360通り!(カバー20色×ゴム18色)
迷っちゃいますね!
あと1つ、今年のイチオシmin.naダイアリーをご紹介!
7色展開で、それぞれアニマルのワンポイントが入っているデザインです。
「うま・うさぎ・しろくま・ねこ・はりねずみ・いぬ・ぱんだ」の7種。
お気に入りはありますか?
ついでに・・・
もし気に入ったカバーが見つからなかったり途中で飽きたりしてしまっても、A5やB6の手帳ならブックカバーにセットできるものがほとんどです。
カバーを別で調達することも視野に入れると、選択肢が広がりますよ。
→フィーリングで選ぶ!
最後の最後はフィーリング!
ここまでで紹介しきれなかったけど、個人的にいいな!と思ったポイントをおまけで書いておきますね
ほぼノートタイプ唯一のドット方眼、「PAGEMミネット ウィークリーログ」
ほかは全面方眼フォーマットが多い中、書く内容をより邪魔しないドット方眼フォーマットがこちら。
ほんのりピンクの印刷と、水彩タッチのカバーが純粋にかわいい! と思った手帳です。
巻末のノートは「コレクション」ページという名前になっており、バレットジャーナルを意識した作り。
「バレットジャーナルにしたいけど、週間の単位で使いたい」と思っていたユーザーに広がりそうな予感です。
限りなくバーチカルに近いセミバーチカル「HIGHTIDE フリーバーチカル」
3分割タイプではあるのですが、その3分割の中もうっすら6分割されているフォーマット。
第一印象は普通の時間軸ありバーチカルから時間軸を抜いただけ? と思ったのですが、眺めているうちに
- 線に沿って文字が書きやすい
- 自分の好きな時間軸を書き込んで、オリジナルの時間軸ありバーチカルにできる
(1行1時間で18時間分のバーチカルとしてもいいし、1行10分で3時間分に集中した朝活用バーチカルにも!)
というポテンシャルを感じた手帳です。
シンプルな紙面もカッコイイ!
まとめ
種類が増えてきたゆるバーチカル手帳界隈。
悩むのは楽しいけど、難しい!
選ぶ前に、100%理想の手帳はないという前提を持っておくと、少し気が楽になるんじゃないかなと思います。
足りないページはダウンロードして貼り付ける、別売のノートを買ってページ不足を補う・・・など、カスタマイズでカバーできることも多いです。
迷ったら、こだわりポイントに優先順位をつけて、「どうしてもゆずれない」ものから選んでみてくださいね!
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↓過去の手帳開封レビュー