手帳タイムは、手帳に予定を書くだけではなく、自分のやりたいことを自問したり、じっくり日記を書いて自分の「好き」を再認識できる時間。
意識的に手帳タイムの時間を取ることで、毎日の充実感が上がってきます。
ですが、手帳タイムと言っても、定義も広く、やることはさまざま。
人によっても違いますし、頻度によっても考えるテーマが変わってきます。
この記事では、私流になりますが、手帳タイムでやっている内容についてご紹介します!
オリジナルの手帳タイムメニューを作るときの参考になれば幸いです
毎日の手帳タイム
- 朝:その日の予定を確認・1日の流れを脳内シミュレーション(3分)
- 昼:午前中に完了したタスクの消し込み・午後の予定を再確認(3分〜10分)
- 夜:ひとこと日記・明日の計画(5分)
朝のルーティン
朝起きて身支度を済ませたら、その日の予定を確認します。
移動が多い日の場合は、1日の流れを軽くシミュレーションをすることも。
前日の夜のルーティンで予定はすでに書きこんでいるので、朝は基本ながめるだけ。
前日の就寝時間と起床時間のみ、朝活を習慣化するために記録を取っています。
子供が起きる前の早朝は貴重な1人時間。手帳を書いたり読んだりする時間は短くして、最重要タスクに集中できるよう気をつけてるよ。
昼のルーティン
仕事の予定は社内グループウェアで管理しているので、自分の手帳には書いていません。
そのため、平日は手帳を開くタイミングはほぼなし。
休日の場合は、昼頃、午前中に完了したタスクの消し込みをし、進み具合を確認します。
また、午後にやるべきタスクもここで再確認。
日常的な家事のタスクも、やる曜日を決めてほぼルーティン化しているので、手帳には記入しません。
数ヶ月〜年に1度の大掃除のようなタスクのみ、管理しています。
夜のルーティン
夜のルーティンでは、まずその日の記録をします。
特によかったこと・楽しかったことがあった日に一言だけ、手帳のマンスリーページに記入。
「良かったことだけ日記」と呼んでいます。
毎月使うシールのテーマを決めていて、月末にはシールが増えて楽しいページに。
ついたくさん買ってしまうシールの消費スペースとしても役立っています。
記録のあとは、簡単な振り返り。
やり残したタスクを次はいつやるか、予定の調整をしつつ、次の日の予定を書いて完了。
平日は仕事で疲れて手帳を書く気力はあまりないので、必要最低限だけです。
毎週の手帳タイム
平日あまり時間を取れない分、週末長めに手帳タイム取っています。
週末の手帳タイムメニューは、下の3ステップです。
- 1週間の振り返りをする
- じっくりログを書く
- 来週の計画を立てる
① 1週間の振り返りをする
まずは今週の振り返りから。(上の写真の右下のエリア)
手帳は性質上どうしても「計画」に注意が向きがちですが、実は「振り返り」がとても大事。
振り返りをすることで、うまくいったことから勝ちパターンを見つけたり、計画通りいかなかったことの改善点が見えてきます。
具体的には、
- 今週良かったこと・うまくいったこと
- 来週これができたら最高!なこと
- 悩みや不安などのモヤモヤ・良くなかったこと・改善したいこと
この3つの視点で振り返ったことを箇条書きにします。
そして、それぞれについて、
- 今週良かったこと・うまくいったこと →来週も続けたり、よりステップアップするための行動
- 来週これができたら最高!なこと →来週やりたいこと
- 悩みや不安などのモヤモヤ・良くなかったこと・改善したいこと →解決策
のように行動レベルにして書き出します。
図にすると下のような構成です。
このやり方は週1ノート術を参考にしたもの。
目標に向かって、良かったこと/改善したいことの両面から振り返りができますし、ワクワクする予定も入れやすく、2年近く続いている振り返り方法です。
② じっくりログを書く
振り返りの延長で、簡単なログも書いています。
平日に時間がなくて書ききれなかったことをまとめてやるイメージです。
読んだ本の感想、育児の記録、カフェで食べたもののメモが多め。
旅行やイベントがあった週は、パンフレットやチケット、買ったものの写真を貼って記録に残しています。
時間に余裕があれば、簡単な手帳デコ(と言ってもマステやスタンプでスキマを埋めるだけ)も楽しんでいます。
③ 来週の計画を立てる
振り返りのあとは、来週の計画です。
①の振り返りで決めたアクションは必ず入れるようにして、先週やり残したタスクも書き写し。
そのほか、やりたいこと・やるべきことを月間タスクリストから落とし込んできます。
現在私は出勤と在宅が半々くらいなので、勤務予定を見ながらタスクの量を調整します。
勤務予定はスタンプ「pochitto6(ポチッとシックス)」で捺すだけ時短!
毎月の手帳タイム
月末の手帳タイムは2~3時間を確保。ガッツリ振り返りと翌月のタスク出しをします。
月末の手帳タイムメニューは、下の5ステップです。
- 1ヶ月の振り返りをする
- 資産残高をチェックする
- 来月の計画を立てる
- ごほうびを決める
- 残タスクを済ませる
① 1ヶ月の振り返りをする
週単位の振り返りと同じように、良かったこと・良くなかったことの両面から振り返ります。
ただ、月単位でのタイミングでは、個々のタスクの中身ではなく、「時間の使い方はどうだったか」「目標までの進捗は予定通りか」といった、全体の進め方に関しての振り返りとしています。
② 資産残高をチェックする
私は自分の資産を増やすのが目標の1つ。
なので、月末に総資産残高を計算して、先月よりどれくらい増えたか見るのが大好き!
投資をしているので減ることもありますが・・・
減ってしまった月は節約頑張ろう! というようなモチベーションにもなっています。
③ 来月の計画を立てる
月間タスクリスト(上の写真の左側、チェックボックスのあるエリア)を作っていきます。
今月中にやることをまとめたリストで、週次の手帳タイムで予定を決める時にここからタスクを選ぶもととなっています。
まずはノートに思いつくまま書き出して、手帳に清書する、という手順でやっています。
このとき、今月でやり残してしまったタスクのうち、来月やるべきことも書き写していきます。
そのまま書き写すだけだと先延ばししてしまうことが多いので、タスクを細かくして着手しやすくするのがポイントです。
④ ごほうびを決める
月単位でごほうびを決めています。
ごほうびは、年始に作る「今年やりたいことリスト」の中から娯楽・リラックス系のものを選びます。
- アロマリンパマッサージに行く
- 1日漫画喫茶に行く
- あこがれのスイーツを食べる
- 行きたい場所に行く
- 欲しかったものを買う
のような楽しみを用意して、月のタスクの達成率が高ければ実際にごほうびをGET!
モチベーションも上がるし、やりたいことリストもクリアでき一石二鳥! なしかけです。
⑤ 残タスクを済ませる
手帳タイムは貴重な1人時間。
振り返り・計画メニューが早めに終わったら、やり残したタスクを一気に片付ける時間にしています。
特に、調べ物をまとめて終わらせてしまったり、ブログ記事の下書きやネタ探しをすることが多いです。
毎月の手帳タイムはカフェでやってます。集中しやすくてタスクがはかどる!
毎年の手帳タイム
年単位の手帳タイムは、考える内容が多いため、数日かけて少しずつ進めています。
ちなみに私は1月ではなく少し前倒した10月を年始にするマイルールです。
- 1年の振り返りをする
- 手帳を見直し、ストックする情報を集める
- 人生でやりたいことリストを更新する
- 今年やりたいことリスト100を作る
- 今年のプロジェクトを決め、計画を立てる
- 手帳会議をする
- 手帳の下ごしらえをする
① 1年の振り返りをする
「仕事」「ライフスタイル」などのジャンルごとに、1年の振り返りをしています。
個々の振り返りは週次や月次の手帳タイムでも書いていることが多いですが、特に重要なことを書き残しているイメージ。
1年に1度だけのページになるので、その時一番気に入っているシールやマステでデコを楽しむのが習慣です。
② 手帳を見直し、ストックする情報を集める
今年の手帳をざっと読み返し、覚えておきたい情報を別のノートに書き写しています。
- 失敗から学んだ教訓
- 名言、格言
- 気持ちが上がるフレーズ
- 大事なアイデア
手帳はどうしても、1年単位の区切りがあるので、持ち越したいことをピックアップするイメージです。
③ 人生でやりたいことリストを更新する
毎年、人生でやりたいことリストをメンテナンスします。
その年に叶えたものや、考えが変わってやりたいことでなくなったものを消して、新しいものがあれば追加。
大きな変更はないので、ここはサクッと終わらせます
④ 今年やりたいことリスト100を作る
人生でやりたいことから、「今年」にやりたいもの、数年後に叶えるために今年着手しておくものをピックアップしています。
注意点としては、人生でやりたいことをそのまま写して書かないこと。
やりたいことの中身を細分化して着手しやすく、達成レベルを下げる方が叶えやすくなります。
1年でマイナス5kgの減量が目標とすると、マイナス1kg×5にして小刻みに達成感を得られるように分解!
ちなみに、年始の時点では、100個全部は埋まっていません。
1年を過ごす中で、やりたいことを随時追加していっています。
⑤ 今年のプロジェクトを決め、計画を立てる
やりたいことのウエイトが重いものを中心に、重要視するプロジェクトを絞っています。
ちなみに、現在の私のプロジェクトは次の3つ。
- ブログ
- 資産形成
- 育児
なぜ3つかというと、単純に「全部はできないから」。
直近で力を入れたいことは3つまでにして、他のことは自分で納得してあきらめる・先延ばすことにしています。
これは『ピック・スリー』を参考にした、選択と集中の考え方です。
この3つに関しては、1年のざっくりした見通しも立てています。
ブログは○月までに何記事、資産形成は○円、など数値目標で。
育児はプロジェクトにしてはいますが目指す何かがあるわけではないので、○月にどんなイベントがあるか、を書き留めておく程度です。
⑥ 手帳会議をする
手帳会議とは、来年の手帳を決めるためのひとり会議のこと。
1年の節目は手帳を買い替えるタイミングでもあるので、手帳会議も一緒に実施しています。
ポイントは、「今年はどんな生活スタイルになりそうか?」「何を優先する1年になりそうか?」の軸をはっきりさせること。
ここまでで、今年やりたいことと重点プロジェクトは絞り込めているので、それをふまえて、自分に合いそうな手帳を選んでいます。
手帳を選ぶ基準がはっきりしていれば、使い勝手のミスマッチが起こりにくく、手帳と続けやすくなりますよ。
例えば、子供が0〜1歳のうちは、決めた時間通りに予定が進まなそうだな、と予想できたので、時間軸のないフォーマットにしました。
⑦ 手帳の下ごしらえをする
手帳の下ごしらえとは、新しい手帳が使いやすくなるよう準備をすること。
私の場合は、スタンプを押しておいたり、既に決まっている予定を書き込んでおいたりしています。
こちら↓の記事で詳しく解説しています。
まとめ
手帳タイムの頻度ごとのルーティンをご紹介しました。
お気づきの方もいると思いますが、行動→振り返り→計画→行動・・・というPDCAのサイクルを手帳に取り入れています。
少しずつでも、理想の自分に近づければいいな、という気持ちで手帳を使っていて、まだ道半ばの過程もすごく充実している気がするんですよね。
とはいえ、手帳タイムに正解はありません。
とにかくデコを楽しむ時間にしたい! も全然あり!
「自分が楽しめるかどうか」を基準に、アレンジしてみてくださいね。